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病害虫リスト


サボテン・多肉植物につく代表的に害虫を紹介

基本的に元気な株には害虫などもつきにくいので
ついた場合は環境改善が大切。
なるべく薬を使わないように、対処法も載せときました。

参考資料や薬剤会社のサイトなどで調べていますが
正確には実証できていませんので
効果の有無・新しい対処法などありましたらご連絡お待ちしております。

■:MY害虫写真  □:提供写真
サボテン・多肉植物の病害虫の写真ありましたらご提供お願いします。


農薬参照・販売元:住友化学園芸

参考 書籍・サイト


害虫名
特徴
つきやすい種類
対処法
写真

ワタムシ
コナカイガラムシ
1〜2mmほどの大きさで成虫は体が糸で覆われている。吸汁をして生育を妨げたり病原菌を媒介する サボテン・多肉植物全般(特に葉や刺が密集してるもの、成長点に多く発生) 薬での散布が効きにくいので、ブラシで念入りの落とす。成虫などの大きなものはピンセットで直接取り除く。 オルトラン水和剤散布又は、マラソン乳剤かスミチオン乳剤を1000倍に薄め散布。月3回ほどが効果的
ネジラミ
ネコナカイガラムシ
1mmほどの白粉で覆われた虫。根に付着し吸汁をして生育を妨げたり病原菌を媒介する サボテン
多肉植物全般
根を水洗いし薬剤に5分ほど漬ける。土を捨て、鉢も念入りに消毒する。乾燥状態に多く発生するので土中湿度を上げると効果的。 マラソン乳剤1000倍に漬ける。粒状タイプの薬剤を播く。
カイガラムシ
1〜5mmほどの大きさ。成虫は脚が退化しているので動かない。付着し吸汁をして生育を妨げたり病原菌を媒介する ウチワサボテンや柱サボテンなど 成長点・根元付近などにも隠れているのでブラシで念入りに落とす。 オルトラン水和剤散布又は、マラソン乳剤かスミチオン乳剤を1000倍に薄め散布。月3回ほどが効果的
アカダニ
0.5mmほどの小さな赤い虫。付着し吸汁をして生育を妨げる。食害された部分はサビ色になり美観を損ねる ロホホラ・ユーフォルビア・冬型クラッスラなど 水に弱いので湿度を上げたり、葉水などを定期的に行う。雨ざらし可能なものは雨ざらしにする バロック・コロマイト乳剤(※アカール・ケルセン乳剤:現在販売中止)などハダニ専用薬剤を効果的。又、紫外線カットフィルムを使うと不妊にすることができる。
ハダニ
0.5mmほどの小さな虫。糸を張るものなど色々な種類がいる。付着し吸汁をして生育を妨げる。食害された部分は白くカスれたようになる。 ロホホラ・葉モノの多肉植物など 水に弱いので湿度を上げたり、葉水などを定期的に行う。雨ざらし可能なものは雨ざらしにする バロック・コロマイト乳剤(※アカール・ケルセン乳剤:現在販売中止)などハダニ専用薬剤を効果的。
アブラムシ
大きさ1〜2mmほどで色々な種類がいる。産卵ではなく胎生の為繁殖力旺盛。吸汁をして生育を妨げたり病原菌を媒介する 多肉植物全般
成長点に多く発生
水飛ばすかブラシで念入りに落とす。益虫としてテントウムシが天敵。 オルトランなど
アザミウマ
大きさ1〜2mmほどの長細い形の虫。色々な種類がいる。食害した部分の生育を妨げたり美観を損ねる。=スリップス 多肉植物全般
葉や緑の茎など
一度発生すると駆除が難しい。見つけ次第捕まえる。 オルトランなど
ネマトーダ
(根こぶ線虫)
1mm以下の大きさなので肉眼での発見は不可能。根に寄生しコブを作り生育を妨げる。 サボテン
多肉植物全般
コブができた根は切り捨て、根ををよく乾燥させてから新しい土に植えつける。 土にボルテージ粒剤などをまぜる
 
ナメクジ
カタツムリ
暗くジメジメしたところが好きなので昼間は鉢の下などに隠れている。塩をかけても水があれば元通りになります。 サボテン・多肉植物全般(メセンなどに多い) 夜行性なので夜に食害している本体を発見し取り除く。誘引も有効。 ナメトックスなどの専用薬剤
 
アリ
花に蜜を採りに集まったり、鉢に巣を作ったりする。 刺座から蜜を分泌するサボテン、蜜が多い花全般 鉢の下に受け皿を大小合わせ大きいほうに水を張る。巣を作ってしまった場合は植え替える。 専用薬剤
ヨトウムシ
ヨトウガの幼虫。昼間は土の中に隠れていて夜に活動する。主に葉を食害する。 ベンケイソウなど(セダムなどに多い) 夜行性なので夜に食害している本体を発見し取り除く。 オルトランなど
ネキリムシ
ヤガの幼虫。根際の茎を食害するため根元から株が枯れ倒れる。 ベンケイソウなど 不自然な株の根元を調べ本体を発見し取り除く。早期発見が難しい。 オルトランなど
コガネムシ
コガネムシの幼虫。根を食べるので株が倒れて枯れることもある。 大鉢など常に湿り気がある鉢 不自然な株の鉢に中を調べて本体を発見し取り除く。根元にネットをかけると予防できる。早期発見が難しい。 オルトランなど
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害虫名
特徴
なりやすい株
対処法
写真

根腐れ・赤腐れ病
根元や茎などが赤色(オレンジ)に変色しやわらかくなり次第に広がっていく。ひどい場合成長点に達する 土が過湿状態の株。通風が良くない株。何年も植え替えてない株 赤くなっている部分を完全に取り除きよく乾燥させる。状況により胴切り・接木を行う。 ダイセンや
ダコニール等の
殺菌剤
黒腐れ病
根元や茎などが黒色に変色しやわらかくなり次第に広がっていく。 弱っている株。通風が良くない株。 黒くなってる部分を完全に取り除く。進行が早いのでひどい場合は株を捨てた方が良い。 ダイセンや
ダコニール等の
殺菌剤
糸状菌
あまり品質のよくない土から発生しやすい。糸状のカビのようなものが株につき次第に腐敗していく。 土が過湿状態の株。通風が良くない株。何年も植え替えてない株 菌がついている部分とそのまわりを取り除き、水洗いした後よく乾燥させる。 ダイセンや
ダコニール等の
殺菌剤
 
黒斑病
茎や葉に黒い斑点がつき次第に広がっていく。進行するとカビのようなものがでてくる。 弱っている株。通風が良くない株。 黒くなってる部分を完全に取り除きよく乾燥させる。進行が早いのでひどい場合は株を捨てた方が良い。 ダイセンや
ダコニール等の
殺菌剤

老衰病
根元の方から表面が黄褐色や茶色く変色してくる。腐りは伴わない。 茎立ちしてきた株、何年も植え替えてない株、育ちすぎた株。 いわゆる老化現象。植替えや胴切りをして更新する。
日焼け・葉焼け
通風の悪い場所や強い紫外線があたるところで起こりやすく、かさぶた状に傷跡が残ったり腐敗の原因となる。 強光下に弱いもの、斑入り種など。しばらく日陰にあった株も注意。 軽症のものは日陰で休ませれば回復する。夏場などの日光が強い時期は適度に遮光して光を調整する。
凍傷
霜が降りた日や氷点下などの気温が低い時に起こり、葉や茎が色が抜けたようになる。 寒さに弱い種類。水気が多く肉厚なもの。 軽症のものは回復する場合もあるが、完全に凍傷になったものは茎や根から腐敗がまわるので早めに取り除く。
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